月見団子がおいしい理由は粒の大きさ!?

秋の夜空に浮かぶ美しい月。お月見といえば、やっぱり月見団子ですよね。ところで、月見団子のおいしさを決めるのは何だと思いますか?実はその秘密のひとつが「粉の粒の大きさ」にあります。

■月見団子の主役は“米の粉”
月見団子は主に米から作られた「上新粉(じょうしんこ)」や「白玉粉(しらたまこ)」を使います。どちらも米を粉にしたものですが、製法や粒の状態が異なるため、食感も変わります。
・上新粉:しっかりした歯ごたえ
・白玉粉:もちもち、なめらかな食感
同じお米からできていても、粉の状態が違うだけで食感に大きな差が生まれるのです。

■粒の大きさで食感が変わる?
粉体工学では、粉の粒の大きさを「粒子径(りゅうしけい)」と呼びます。粒子径が小さい粉は水と均一に混ざりやすく、なめらかな口当たりになります。一方、粒子径が大きいと、しっかりとした食感が生まれます。つまり、
・やや粗い粉 → しっかりした食感
・細かい粉 → なめらかな口当たり
という違いが生まれるのです。月見団子の食感や口当たりは、粉の粒子径やデンプンの状態によって大きく左右されています。

■粉を操る技術が食品をおいしくする
実は食品メーカーでは、目的に合わせて粉の粒子径を調整しています。
例えば、
・スープの粉末
・お菓子のミックス粉
・ココア
・ベビーフード
なども、粒の大きさを細かく管理することで、「溶けやすさ」「食感」「口当たり」をコントロールしています。粉砕機で材料を細かくしたり、分級機で粒の大きさをそろえたりする技術が、私たちの「おいしい!」を支えているのです。

■食べ物から最先端技術まで活躍する粉体工学
月見団子に使われる粉は、数十~数百マイクロメートルほどの大きさです。一方で、粉体工学の世界ではさらに小さな粒子を扱い、電池材料や医薬品、化粧品、電子材料などの性能向上を支えています。なかなか目にすることはありませんが、食べ物のおいしさから最先端技術まで、粒子の大きさをコントロールする技術が活躍しているのです。月見団子を食べながら、「このもちもち感も粉の技術で決まるんだな」と考えてみると、身近な食べ物の中にも粉体工学が活躍していることが見えてきますね。

お月見に欠かせない月見団子。そのおいしさの裏には、粉の粒子径をコントロールする技術があります。今年の十五夜は月を眺めながら団子を味わい、粉の世界にも思いを巡らせてみませんか?月見団子のおいしさは、“粉の力”でできている。まさに、粉ってすごい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次