夏の強い日差し。肌を守るために欠かせないのが「日焼け止め」です。でも、あの白いクリームの中に、実は「粉」が活躍しているって知っていましたか？日焼け止めの紫外線防御力を支えているのは、目には見えないほど小さな粉たち。今回は、そんな粉のすごさに注目してみましょう。
■ 紫外線を防ぐ「粉」の正体
日焼け止めに使われる代表的な粉体は、酸化亜鉛（ZnO）と酸化チタン（TiO₂）。どちらも紫外線を反射・散乱させる働きがあり、肌を守る盾のような存在です。
■ 粉体技術で進化する日焼け止め
昔の日焼け止めは、塗ると顔が真っ白になってしまうこともありました。でも今では、粉体技術の進化によって、透明感のある自然な仕上がりが可能になっています。
■ 粉体の分散技術がカギ！
粉体はただ入っているだけでは効果を発揮しません。肌の上にムラなく広がるように、分散技術がとても重要です。均一に広がることで、紫外線防御効果が安定し、肌全体をしっかり守ってくれます。
■ 環境にもやさしい粉体設計
最近では、海洋環境への影響を考慮した粉体の選定も進んでいます。サンゴにやさしい成分を使った日焼け止めなど、サステナブルな製品開発にも粉体技術が貢献しています。
日焼け止めを通して、粉体の魅力を感じて頂けましたでしょうか？次に日焼け止めを手に取るとき、ぜひその中の「粉」にも思いを馳せてみてくださいね。
